手足のしびれを起こす原因は脳疾患、脊髄病変、多発性硬化症などの神経疾患。妊娠、糖尿病等による代謝障害が考えられます。 【下記表参照】その中で一番危険な、お命に係わる問題として、脳疾患が挙げられます。脳疾患は通常は片側の手足に異常が出てきます。右手右足などの異常症状が急激に出たならば、すぐに病院へ行かなければなりません。
また、両手や両足に起きるしびれなどの異常は妊娠や糖尿病以外は、脊髄病変といった病気が考えられます。妊娠や糖尿病はご自身で想像できると思います。その兆候があれば検査をお勧めいたします。脊髄病変になる原因が更にあります。まずは椎間板ヘルニアです。椎間板ヘルニアでも脊髄神経自体を脊柱管内で圧迫している状態です。軽度の場合は治りますが重度になると上位ニューロン障害と進行して痙性麻痺、病理反射陽性、腱反射亢進、排便の制御不能等の重大な症状へと発展することがあります。注意が必要です。
椎間板ヘルニアのほかに脊髄病変になり得る原因は、腫瘍、内出血による血腫、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症があります。ただしこれらは、頚部にて起きた疾患に限ります。そして、神経組織自体の病気もあります。多発性硬化症やギランバレー症候群はこの病気です。また、髄膜炎等の感染によっても脊髄病変は起こります。いずれにしても手足のしびれは、まず病院にて検査することが肝心です。脳疾患や髄膜炎等の緊急を要する場合も多く存在しています。
| 病気 | 症状 | 原因 |
|---|---|---|
| 脳疾患 | 片側半身に神経症状 | 血管疾患、腫瘍 |
| 多発性硬化症 | 神経障害、運動障害 | 不明 |
| ギラン・バレー症候群 | 両側にしびれ | 感染が原因(?) |
| 脊柱管狭窄症 | 様々な知覚・運動神経症状 | ヘルニア、骨変形、靭帯肥厚 |
| 外傷 | 様々な神経症状 | 主に血腫、骨折による骨片 |
| 脊髄病変 | 両側の神経症状 | ヘルニア、靭帯肥厚、骨変形 |
| 糖尿病 | 抹消の神経症状 | 高血糖による血管破壊、代謝異常 |
| 妊娠 | 手のしびれの症状 | 液体滞留 |
| 胸郭出口症候群 | 手や腕のはっきりとしないしびれ | 筋肉で神経の絞扼 |
| ビタミン不足 | 手のしびれの症状 | 神経の代謝異常 |
| その他 | 手のしびれの症状 | それぞれの原因 |
※注記
手足のしびれには重大な疾患が隠れていることが多くありますのでしっかりとメディカルチェックを怠りなくしましょう。
