しびれ治療は原因によって分けられます。まずは検査が最重要事項です。そして検査の結果によって治療法を変えていけばいいのです。ただし、しびれの自覚症状が出てきたら、必ず脳疾患を除外することが優先されます。脳疾患による片方の手のみの痺れはないとも言われていますが、人間の身体です。わからないことのほうが多いのですから、油断と軽視は禁物です。脳疾患は当然病院治療ですし、まず最初に検査しなければならない項目ですので、しびれの自覚症状があれば是非、病院で監査してみてください。
○脳疾患のしびれ治療
脳疾患のしびれの検査はメディカルです。病院でMRIもしくはCTスキャンで脳血管疾患はないか脳腫瘍は無いかを検査します。
○神経根障害のしびれ
神経根障害による手のしびれは原因が沢山あります。まずは腫瘍などの圧迫組織の有無をレントゲン、MRIで検査します。圧迫書式は腫瘍、血腫、椎間板ヘルニア、変形性脊椎症による骨の変形、骨折による骨片等を調べる必要があります。これらも病院検査となります。ただし、病院でなくても整形学検査等を正確に行うことで診断可能です。民間の治療院でも検査は可能です。確定的な診断は画像診断となりますので、必要な場合は病院の検査をします。
○脊髄病変のしびれ
脊髄病変の診断はまずは両側の神経症状です。手のしびれの場合は両手に痺れがある場合です。頚部を軽く頭方から足方に圧迫すると手の痺れが両側に出てきます。(専門家にお願いしてください)脊髄病変は病状が進行しますと上位運動ニューロン障害に発展しますので十分な注意が必要です。検査は病院にいきます。軽いものは比較的早く治ることが多いですが、治療法は医師と相談してください。
○後縦靭帯骨化症のしびれ
後縦靭帯骨化症の知覚障害もしくは手のしびれは、当然ですが病院検査になります。画像診断が必要になります。病状が進行した場合上位運動ニューロン障害に発展することがありますので、注意が必要です。治療は、医師と相談して決定することをお勧めいたします。症状の改善が見られない場合は手術療法が多く適用されます。
○多発性硬化症のしびれ
中枢神経系の神経の周りの絶縁組織が異常をきたし、神経伝達が上手に出来なくなる病気です。原因はよく分かっておらず、症状は人それぞれですので、見つかりにくい病気のひとつともいえます。多発性硬化症でも手のしびれが出てきます。髄液検査などの検査が必要で、メディカル(病院)の検査・治療となります。
○ギラン・バレー症候群のしびれ
末梢神経系の神経の周りの絶縁組織が異常をきたし、神経伝達が上手に出来なくなる病気です。両側に異常が出てくることが多く、感染症の後で出現することが多いことなどから、感染症が原因ではないかとも言われています。髄液検査や電気生理学的検査が行われ診断されます。
メディカル(病院)の検査・治療となります。
○ビタミン不足のしびれ
ビタミン不足はビタミン剤等の補給が必要です。血液検査等が必要ですので病院治療となります。治療はビタミン投与となります。
○糖尿病のしびれ
糖尿病の場合末梢神経の異常を生じることでしびれが出てきます。糖尿病の持病がある方はしびれが出てきたら十分管理する事が大切です。病院検査・治療となります。糖尿病に関しては血糖値の測定やヘモグロビンA1Cの管理が重要です。いずれも病院検査と自己管理となります。
○円回内筋症候群のしびれ
円回内筋症候群によるしびれは回内筋による正中神経の絞扼(こうやく)です。正中神経のしびれは母指・示指・中指のしびれを感じます。
○前骨管症候群のしびれ
前骨管症候群による手のしびれは手首の屈曲筋の緊張による正中神経の絞扼(こうやく)です。
○手根管症候群のしびれ
手首の手根骨の間を走行している正中神経が手根骨で形成される手根管で圧拍されてしびれが出てくる疾患です。
○ギヨン管症候群のしびれ
ギヨン管症候群による手のしびれは手根骨で形成されるギヨン管で尺骨神経が圧迫される手のしびれの症状です。手首の尺骨側をたたくことで神経痛が誘発されれば陽性です。
○肘部管症候群のしびれ
肘部管症候群による手のしびれは尺骨神経が肘の骨と靭帯の間で形成された肘部管での神経圧迫です。肘の内側をぶつけたときにビーンと響くのを皆さんご存知かと思います。
○胸郭出口症候群のしびれ
胸郭出口症候群による手のしびれは腕神経、血管の圧迫です。圧迫は頚部の筋肉、胸部の筋肉、鎖骨と肋骨の間、稀に頚肋による刺激が考えられます。手や腕のしびれの症状が出ますが症状ははっきりせず、なんとなく手の全体がしびれるなどの自覚症状が挙げられます。ライトテスト、アドソンテスト、肋鎖テスト、レントゲンが必要になります。頚肋はレントゲンによる診断となりますので、病院検査・治療となります。
○腫瘍のしびれ
腫瘍による手のしびれは、腫瘍を発見することが重要です。腫瘍による神経の圧迫ですから、腫瘍に対する治療が必要になります。検査はMRIなどの画像診断となりますので、病院検査・治療が重要です。
○外傷で出たしびれ
外傷ですから原因がある程度想像ができますが、血腫などの神経圧迫がありますので病院検査・ッ治療は重要です。
○その他
手のしびれはその他の要因でも起こりえます。しっかりとした診断をして的確な治療を施すことが重要です。
※注記
手のしびれは診断が重要です。急激に出てきたり、半身の異常があれば内科・脳神経外科を受診します。緊急の脳疾患がなければ整形外科、外科、内科の受診が必要です。
